耐久性は大丈夫?IKEAの180cmダイニングキッチン(VANGSTA)

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長さ180cmの広々テーブル!でも見た目が壊れそうで怖い?

いつかは欲しいと思っていたダイニングテーブル。食事はカウンターテーブルで済むとしてもやっぱり何かをするにはダイニングテーブルがあると便利ですよね。特にパソコンで作業をしていると横の長さがあったほうが何かと便利なのでようやく重い腰を上げて本格的に購入を決意した感じです。

ちなみにダイニングテーブルを選ぶだけでも軽く3週間以上はかかっています。使い勝手、デザイン、費用対効果、そもそも本当に今必要なのか…。様々な角度から検討に検討を重ねる性格なので決断が遅いんですよね。最終的には広く使える180cmの長さと14,990円のコスパの良さからIKEAのVANGSTAを購入しました。

見た目からも分かる通り重たいパッケージなので自宅に郵送してもらうことも検討したのですが、IKEAの場合は送料だけで4,500円も取られるのでテーブル代も合わせると2万円くらいになってしまいます。こうなるとAmazonのよく分からないダイニングテーブルと価格帯的にバッティングしてしまいますよね。

当然Z4のトランクに入るわけがないので、カレコシェアカーでフリードを借りて自宅まで運びました。ちなみに久しぶりの国産車だったのでハンドル、アクセル、ブレーキ…全てが軽くて運転にかなり疲れました。一方で5ナンバー枠の中では室内がめちゃくちゃ広かったので荷物を運ぶのには抜群の機動性でした。

トランクじゃなくて後ろの席に荷物を置けたのは少し感動…いや、これが普通か。

玄関に搬入した直後のダイニングテーブル。かなりの重さがあるので女性や高齢者の方は身内の人に手伝ってもらうか、別途5,500円(玄関までの配送の場合は4,500円)を支払って部屋まで運んでもらったほうが安心できるでしょう。結局怪我をしてしまうと色々と損をしてしまいますからね。安全第一!

作業の物音が気になったのか、ニャング(ネコのギャング)がドアの向こうでコチラを覗いています。あ〜恐ろしい…。今日も色々な家を回ってエサを狙っているのでしょう。

最大の難関はこの階段。正直ここが一番危ないので、リビングが2階以上にあって運ぶ自信がない方にはIKEAの搬入サービスを利用することをオススメ致します。私は30代後半の一般男性なのでギリギリ運ぶことができましたが、それでも中間地点で休んだり、階段や壁を傷つけないように細心の注意を払って運びました。

足の親指にでも落ちて骨折でもしてしまったら「あ〜、5,500円くらい払っとけば良かった〜」と後悔してしまう可能性が割と高いと思いますので。

部屋に置くとさすがに迫力がありますね。このダイニングテーブルは120cmの状態から180cmまで伸長させることが出来るので、この状態からさらに1.5倍くらいの長さがこのテーブルのサイズになります。つまり120cmの板と60cmの板が重なって梱包されているので見た目以上に重いんですよね。

左の箱にはテーブルのフレーム関係と工具が入っており、こちらも見た目の割には重いです。IKEAで購入する際は倉庫みたいなところから自分で商品を取り出すのですが、このテーブルみたいに箱が2種類で1セットのパターンも多いのでパッケージをよく確認して忘れずにレジに進むようにして下さい。

今回購入したVANGSTA(120/180×75)の型番。色はダークブラウンの木目調とホワイトの光沢処理の2種類があります。今回購入したダークブラウンは表面が木の質感のようにザラザラとしているので文字を書く人はデスクマット等を敷いたほうか良いと思います。ホワイトは木目調ではないので手触りは異なるかもしれません。

余計な物が一切目に入って来ない「THE IKEA!」な説明書。ちなみに数少ないVANGSTAユーザー(多分人気がない)のレビューを見ると、組立にかかる平均的な所要時間は2時間〜6時間程らしいです。なかなか範囲の広い平均ですね(笑)

梱包の中身はこんな感じです。基本的にIKEAの家具系は組立に必要な工具も同封されているので別途用意する必要はありませんが、所詮は付属品なので使い勝手は劣悪です。DIY関係も含めて工具の性能はそのまま快適性に直結するので、ストレスなく組み立てたい方はそれなりの工具を用意したほうが良いでしょう。

とは言ってもギリギリ使えなくはないレベルなので付属品の工具でも最後まで組み立てることは可能です(逆に組み立てられなかったら工具の意味がありませんからね)。個人的な意見としては軍手や手袋の類があればかなり作業はしやすくなると思います。とにかく付属品の工具は金属剥き出して痛いんです。

この力の抜けたイラストがスウェーデンの生活水準の高さをを感じさせます。さすがは世界の幸福度ランキング7位(2022年実施)の国!心のゆとりがイラストにも表れすぎています。この「適当にキャラクター描いたけど可愛いからいっか♪」的な心のゆとり…羨ましいです。ちなみに日本の幸福度ランキングは47位。

IKEAの説明書はコスト削減のために文字による説明が入っていません。様々な国で販売するには様々な国の言語に対応させる必要があるからです。Amazonにありがちな中華製製品の説明書には最初から10言語ほど記載されている場合もありますが、IKEAはこのゴチャゴチャ感を許さなかったのでしょう。

フレームの素材はスチールです。スチールは鉄に炭素を混ぜて強度を強めたものであり、車を補強するためのフレームにも使われているくらい頑丈です。難点としては密度が高いので重たいことですかね。車も軽さを追求したほうが燃費も運動性能も向上するのでスチール以外の別の素材で代用することもあります。

伸長機能を付加するための枠を取り付けます。

付属の工具でナットを締めていくのですが同じ格好でひたすら回し続けるのでめちゃくちゃ疲れます。運動と汗を掻くのが大嫌いな30代後半にはきつい作業…(ウォーキングは楽しいので好きです)。とにかく持ち手が狭いので軍手か手袋があれば少しは楽だろうと感じたのはこの時です。参考までに…。

メインの柱を組み立てます。本体のフレームに比べると長さが短いので比較的楽に作業を行うことが出来ました。

自分で作ってみると「あ〜こういう構造になってるんだ」という感じで色々な発見があって面白いです。

とりあえずメインのテーブルが完成しました。奥行きが120cmということもあり、見た目のバランスはこれくらいがちょうどいいと思います。ただ当然ながらこのままでは180cmまで伸長させることが出来ないので、あとは残りの60cmの部分を組み立てていこうと思います。集中して作っていたので疲れました。

残りの60cmの板はこんな感じ。こちらは謎の樹脂パーツをナットで締めるだけなので15分くらいで出来るかと思います。

スライド機構を使うとこのようにフレームが伸長します。この枠内に60cmの板をはめ込むことで全長180cmの余裕のあるサイズになるわけです。なぜだかこの四角い空間に冷蔵庫でも置いたら面白そうだなと余計なことを考えてしまいました。そもそも冷蔵庫を置いてもフレームのせいでドアが開きませんよね(笑)

60cmの板を設置してもご覧の通り違和感のない感じ。やはり継ぎ目はしっかりとあるのでこの机で文字を書くときはデスクマットが必須です。長さに余裕があるので色々と作業が捗りそうですね。高さは73cmでこの手のテーブルにしては平均的。奥行きは75cmで決して広くはないけど使いにくいわけではありませんでした。

120cmの状態。

やっぱり窮屈感が否めないですね。

そしてこのVANGSTの180cmモデルでもっとも気になるところは耐久性だと思います。私も最初は不安になりました。見ての通り横に長いテーブルの端に4本の細い脚で支えているわけですから、何かの拍子にグニャっていきそうか気がしてきますよね。とにかくテーブルの真ん中に重い物を置いちゃいけないみたいな…。

とりあえず結論から申し上げると耐久性は全然問題ありません!

そこは家具界きっての世界的大企業であるIKEAですから耐久性の実験はしっかりとやっていると思いますよ。当然ですけどテーブルの真ん中に強い荷重をかけても不安を感じさせないガッシリ感があります。まぁふつうに考えてみれば人間ごときの力でめちゃくちゃ硬いスチールがビクともしないのは当たり前ですよね。

IKEAの説明によるとスチールは長さを変えても強度が変わらない性質があるらしく、確かに120cmのときと180cmのときで比べてもガッシリ感は全く変わらなかったです。「こんな細い脚でこんなに天板を延ばして大丈夫なのかな?」といった最大の不安要素は一瞬でなくなりました。

ということでこれから活躍してくれそうなIKEAのダイニングテーブル。IKEAに行くともっとオシャレなデザインのテーブルがたくさんあるのでこのシリーズは人気がないみたいですけど、このサイズで14,990円は今の時代破格ですよ。恐らく天板がメラミンで木材を使用していないことが功を奏したのかもしれません。

ちなみに箱を開けてから完成までの所要時間は約2時間程でした。作業に没頭していたので時間が経っているようには感じませんでしたが、ナットを締める箇所が多いのでそれなりに時間はかかるみたいです。ちなみに光の加減によって色が分かりにくいのですが、一番実物に近い色加減は下から数えて6番目の写真です。

個人的にはシックなテイスト(比較的新しいビジネスホテルの部屋のような)が好きなので想像以上に満足しています。

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