まるでジャイアンvsブタゴリラ
ブタゴリラの本名はカオルくん

なぜだか急にナンが食べたくなってきたので相方に作ってもらいました。材料は薄力粉、強力粉、ドライイースト、塩というシンプルなもの。自分は何もできないのでただ見ているだけというキングオブニートを満喫しておりますが、今回は今までやっていそうでやっていなかった「ノンフライヤーvsフライパン」という夢の調理法対決がメインとなります。
「エイリアンvsアバター(キャッチコピー∶勝手に戦え)」のようなB級映画にあるように「ドラえもんvsコロ助」や「ジャイアンvsブタゴリラ」のような夢のタッグマッチ感があってワクワクが止まりません。ちなみにジャイアンはまだしも、ブタゴリラってニックネームは地味に可哀想ですよね。ブタとゴリラなだけでもはや悪意しか感じません。
万物の調理器具フライパン

塔の上のラプンツェルでは攻防一体の武器にもなるマルチパーパスな存在、フライパン。薄く油をひいて両面を軽く焼いていきます。おそらく多くの家庭ではこちらが主流だと思われます。ちなみにナン本来の調理法としてはフライパンが正しいそうな。異論は特にありません。
手抜きの帝王ノンフライヤー

対するは手抜きの帝王ノンフライヤー!エレベーターのボタンを押す感覚で調理が可能です。こちらは油を使わないのでただただ高火力で焼く感じになります。油跳ねなどでキッチンが汚れないのが大きなメリット。
焼き方でまったく異なる風味に仕上がる
焼き上がりの色から分かる両者の相違

まずはフライパンで調理したナンを見ていきましょう。見た目はインド人に見せかけてほとんどネパール人で構成されているインド料理屋っぽいナンですね。お次はノンフライヤー。

ここで両者の性質の違いが浮き彫りになりました。ナンの形状は表面に凹凸があるので完全に平面ではありません。よってフライパンの場合は直接熱が通る箇所のみ色がついていますが、ノンフライヤーの場合は熱風をあてるので点ではなく面で焼き上がります。そのため全体的に色がつくような仕上がりになっています。見た目的にはナンというよりパン。

並べてみると見た目の違いがより一層際立ちます。左がノンフライヤーで右がフライパン。
ピザ生地のようなノンフライヤーとふっくら感に特化したフライパン

左がノンフライヤーで右がフライパンです。フライパンで焼いたほうは密度が高くいかにもナンって感じ。イメージ的にはノンフライヤーで焼いたほうはピザのクラフトに近いと思います。生地の薄いイタリアンクラフトではなく昔ながらのモッチリとしたクラフトの耳の部分。
カレーと一緒に食べ比べてみる

今回はこちらのカレーとセットでいただきます。なんとなくインドカレー屋で出てきそうなバターチキンカレーとチキンマサラカレー(偏見)。

同じナンなのにまったく違う食べ物に見える…。食べ比べてみるとどちらも美味しいのですが、ノンフライヤーで調理したナンはどちらかというとカレーではなくチーズやトマトといったピザ向きの具材が合っているように感じます。ただ決してフライパンで調理したナンと比べて見劣りしているわけではなく、これはこれで高速道路のSAで販売すればバズりそうな味です。
一方フライパンで調理したナンは当然ながら私たちのよく知っているナンそのものです。言わばフライパンで調理したナンが「王道のナン」であるなら、ノンフライヤーで調理したナンは「B級グルメ」のようなものです。ですので結果論で言えばジャイアンにもブタゴリラにもそれぞれの特徴があるように、どちらがいいかではなくどちらも良いが正解になるかと思います。
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