洗面台の照明を蛍光灯からLEDに変更してみる

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昭和の最先端!蛍光灯が負の遺産になるとは

しれっと製造終了になっていた蛍光灯

時の流れ…というより時代の流れは本当に早いものです。私のような昭和60年代生まれにはマイケル・ジャクソンが亡くなることもSMAPが解散することも想像できませんでした。ましてや蛍光灯も2027年には完全に製造されなくなるそうで…。私の時代は白熱球から蛍光灯に切り替わる黎明期であり(LEDはなく麦球だった)、白い光を放つ蛍光灯は当時の最先端でした。

しかしながら昨今の社会情勢から水銀を含む蛍光灯は負の産物として消えていく流れとなりました。現在の主流はLEDです。低価格、長寿命、高輝度と完全に蛍光灯の上位互換なので、今後もしばらくはLEDが主流の世の中になるかと思います。我が家は入居時から照明はほぼLEDだったのですが、1箇所だけ蛍光灯が存在します。それが脱衣所の洗面台。

交換しようと思ったきっかけは、点灯時に端のほうがチカチカしてきたことです。まだ使える状態ではあるのですが、日頃から点灯に数秒ほどの時間がかかる蛍光灯を「いずれLEDには変えたいな」とは思っていました。その「いずれ」が今訪れた感じです。ここさえ交換すれば我が家の照明はオールLEDになります。

それではさっそくこの蛍光灯の型番、点灯方式を確認してみましょう。

間違えたら発火の危険!?蛍光灯は一般的に3種類ある

蛍光灯には主に以下の種類があります。

  • FL(グロースターター型)∶一般家庭の洗面台によく使われる方式、グローランプという丸っこい点灯装置がある。チカチカチカピッ!を発生させる部分。
  • FLR(ラピッドスターター型):名前の通り(ラピッド=快速)点灯が早くグローランプがない。
  • FHF(インバーター型):点灯が早く省エネ性能に優れる。蛍光灯では珍しい調光機能付き。グローランプがない。

このどれもが全くの別物であり、異なる規格の蛍光灯を取り付けてしまうと発火の危険性があります。そのため蛍光灯をLEDに変更する場合は規格を事前に確認した上で購入する必要があります。

我が家の蛍光灯の規格を調べると「FL20SN」と書かれていますね。つまりこの蛍光灯は「FL」なのでグロースターター型ということになります。この規格の見方を参考程度に並べてみます。

  • FL(グロースターター型)
  • 20(長さ)
  • S(太さ)
  • N(色)

ということになります。Amazonなどで注文する場合はグロースターター型対応の製品を探せば適合するものが見つかります。

アイリスオーヤマの直管LEDランプを購入

Amazonで見つけた1,779円の格安ランプ

ネットで「FL 蛍光灯互換 LED」で検索したらこの製品がヒットしました。安定のアイリスオーヤマ!この手の製品は中華製ではなく少なくとも国内メーカー製を購入したほうが無難です。掃除機のように使用中だけ電力を使用するガジェットならまだしも、人がいない場所でも電力を使う可能性のある照明関係だと発火しても気が付かない可能性があります。

LEDの性能差なんて僅かな明るさや寿命程度なので、あえて高いパナソニックを選ばなくてもアイリスオーヤマで十分かなと思います。近年のアイリスオーヤマ製品はそこそこ性能も高く、二日酔いのノリで作ったようなLUCAと呼ばれるゴミPCを除けば割と使える製品が揃っていますよ。特に最近購入したサイクロン掃除機「SUUZE」は猫の毛もしっかり吸えるのでかなり重宝しています。

交換自体は1分もかからない

まずは蛍光灯を外し、グローランプを交換していきます。必ず蛍光灯の電気を消し、熱くないか確認してから作業を行いましょう。グローランプはメーカーによって場所は異なりますが、FLシリーズなら探せば確実についています。これをアイリスオーヤマの新しいグローランプに交換します。交換しないとかなりヤバいことになるので確実に交換するようにしましょう。

あとはLED管本体をはめるだけです。それ以上でもそれ以下でもありません。LED管の裏表だけ間違えなければ大丈夫です。ちなみにLED管はプラスチック製なのかめちゃくちゃ軽くてビックリしました。蛍光灯は表面がガラスなので扱うのに多少の気を使いますが、プラスチックなら割れる心配も少ないので少し安心できますね。

瞬間点灯!明るさは体感15%ほどアップ!

スイッチを押した瞬間にパッと点灯するLEDは本当に快適ですね。明るさも冒頭の蛍光灯と比べてかなり明るくなりました。照明ではなく照明周りの壁や天井を見て頂けると比較しやすいかと思います。

毎日使うからこそ快適な照明環境の構築が大切

結果的には交換して大正解でした。蛍光灯には規格があるので最初は難しそうで不安でしたが、ネットで調べてみると意外にシンプルだったのでやはり食わず嫌いはいけませんね。どちらにしろ蛍光灯は2027年に在庫以外の流通がなくなるので(製造終了になるだけで使用禁止ではない)いずれにしてもさけては通れない道ということです。

とりわけ照明は日常生活に欠かせないものであり、毎日自然と目にする環境です。私たちが江戸時代のロウソク暮らしに戻れないように、一度LEDの快適性を味わってしまうと蛍光灯には戻れなくなると思います。特に蛍光灯のスイッチを入れた時の数秒のラグでさえもストレスに感じてしまうはず(実際そうだったので)。人間って本当に贅沢だなぁ。

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