意外と揚げ物が苦手なノンフライヤー
以前の記事でも紹介しましたが、ノンフライヤーの原理は熱を対流させるオーブントースターなので焼くことは出来ても揚げることは出来ません。つまり「油を使わないフライヤー」ではなく「油を使わない調理器具」が正解。ようは油で揚げることが前提のドーナツや衣が必要になるトンカツ、コロッケ類は作れません。
ただ工夫によってはこれらも調理が出来るかもしれないので、今回は揚げ物の代名詞…のり弁当には欠かせないアジフライを調理してみようと思いました。もちろんそのまま焼いてしまうと「アジフライに似た何か」が出来てしまうので、今回はいつもとは異なり油を使わせて頂きます。
当然油を使ってしまうとノンフライヤーで調理する意味がなくなってしまう気もするのですが、あくまで「フライヤーがなくてもノンフライヤーで揚げ物は出来るのか」にテーマを置いているのでご了承下さい。油を使うとはいっても通常のフライヤーで調理するよりかは大幅に油の使用量を減らせることは事実です。
とりあえず業務スーパーでアジフライを購入してきました。400円くらいで10枚入っています。
このままだと調理が出来ないのでアジ全体に油をまぶします。油を使うことに何故か罪悪感を感じてしまうのは日頃のルーティンの影響か?
とりあえず200℃でスイッチオン!時間は分からないので適当に5分間を目安に追加方式で焼いていきます。
5分後…大して変わらないのでさらに5分…。この繰り返しで結局20分間くらい焼きました。ノンフライヤーシリーズの中ではとりわけ調理時間が長いほうに入ります。
いい具合にキツネ色になりました。パッと見では分かりにくいのですが、油を使用しているのでしっかりと揚げ物のアジフライになっています。
盛り付けて完了!匂いだけでも美味しそう!
アジフライを美味しく食べるためだけにタルタルソースも用意しました。
さてさて、ノンフライヤーで調理したアジフライの肝心の味ですが…。
めちゃくちゃ旨い!
いや、これは想像以上ですね。外はサクサクで中はふんわり!ノンフライヤーとの相性が良かったのか元のアジフライが良かったのかは分かりませんがとにかく美味しかったです!余分な油も落ちているのでスーパーのアジフライでありがちな油ありきの味ではなくしっかりとアジが主役になっているイメージ。
つまり魚の味がしっかりと活かされています。唯一のネガティブポイントは若干の手間がかかること。油をまぶすという行為が通常のノンフライヤーの使い方ではありえないので少し面倒に感じましたね。ただ調理中の油跳ねがゼロなので食後の片付けまで含めるとメリットが上回ると思います。
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