久しぶりのプラモデル
少し前にAmazonで購入したのですが作る機会がなかったので放置していました。そしてその機会は思いもよらぬ形で訪れることになったのです。そう…コロナ陽性の自宅療養期間です。少なくとも10日間は仕事に復帰することが出来ないため、ただ動画を観るだけの生活よりかは作ったほうがマシかなと。
ということで重い腰を上げてプラモ製作に踏み出すことにしました。体の気だるさも何かに集中することで緩和できるかもしれません。無理はしない範囲で完成まで頑張りたいと思います。ちなみに購入したプラモはBMW Z4のレーシングモデル。どうせならマイカーを作ろうと思いこれを選択しました。
この最初に箱を開けた瞬間の収まり具合と箱の匂いがなんとも言えない世界観を演出してくれます。メッキパーツやゴムパーツ、エッチングパーツなど、作る前から感じる高揚感はなんとも言えないものがありますね。説明書は戦艦シリーズと比べるとパーツ数が少ないせいか分かりやすいです。
切ったらカッターでバリを落としていきます。
今回のボディ塗装色はグレー。ジャーマングレーで下塗りを行い、あとからメタリックグレーで光沢感を出していきます。
パッケージのボディ色はホワイトですが、なぜグレーにしたのかというと…。
マイカーと同じイメージで作りたかったから。私のZ4は前期型のスペースグレイですが、ホビー用で探して一番近かった色がメタリックグレーでした。本当はレース用のGT3ではなく通常モデルのZ4が欲しかったのですが、商品として流通していないみたいなので仕方なくレース用を購入した感じです。
即席の塗装ブース。
ホイールの色もブラックではなく…。
マイカーと同じシルバーに塗装しました。
Z4は基本的にフラットブラック、セミグロスブラック、シルバーを基本色として使用するので、切り取る前にあらかじめ色を塗っておきます。切ってから塗装したほうが満遍なく塗れるのは間違いないのですが、そこまで器用ではないので切ったあとにその部分(切った断面)を後で塗ることにします。
5〜6回目くらいの塗装でようやく光沢が出てきました。
うんうん、カッコいいですね。
ブレーキパッドとローターも完成。
ハンドルの真ん中にはBMWのデカールシールをピンセットで貼り付けます。細かい!とにかく細かい!細かすぎて大変…。水転写式のデカールも久しぶりすぎて感覚を取り戻すのに苦労しました。反面、全集中力を指先に集めるので体の怠さは見事に忘れさせてくれます。
このスイッチ類も大変。これだけ貼るのにも15分くらいかかっています。
ホイールが乾いたのでゴムタイヤを取り付けました。このホイールにタイヤをはめる瞬間もプラモ作りの醍醐味(笑)
ここで登場ロックタイト!先程までは通常のプラモ用接着剤で様子を見ていたのですが、接着に時間がかかるのと想像以上に弱いのでガチガチのロックタイトで接着していくことにしました。このロックタイトは車の硬質樹脂にも使え、衝撃を加えても取れることのない最強の接着剤です。
以前マイカーのグリルのツメ(作業中に折れてしまった)にも使用したことがあるのですが、どんなに引っ張っても取れないその強靭さは実証済みです。
グリルもマイカーと同様に内側をフラットブラック、外枠をシルバーで仕上げます。
ヘッドライトパーツはメッキタイプです。内部の造形も細かく再現されていますね。メッキパーツは接着剤ではなかなかくっつきにくくて厄介なのですが、前述したロックタイトであれば15秒くらいで完全に接着します。反面やり直しがきかないので貼り付けには細心の注意が必要です。
プラモを作り始めて早3日目。色々と試行錯誤をしたり足りなかった塗料を注文したりで気がつけば時間だけ過ぎていきました。少し休憩するとやる気がなくなってしまうので、ここ数日はプラモとの格闘を続けております。今となっては楽しいどうこうではなく使命感のほうが強いです。
細かなディテールを再現できるエッチングパーツ。金属は加工が難しく、何度も力を加えると折れてしまうので細心の注意が必要です。
作るのに30分もかかったワイパー。右が通常のプラスチックで左がエッチングパーツ。パッと見でも作りの細かさが段違いですね。
グリルを塗装して取り付けた図。
図画工作。
ちょっとした遊び心も大切です(笑)
作業も終盤!
ワイパーの完成度がヤバい!
完成!
カラーリングがブラックに見えますが、自然光であればガンメタルに近いメタリックグレー色になります。
そして…。
無駄にヘッドライトを光らすギミックも搭載しました(笑)
日本国内では見られない二眼点灯タイプ(実写の日本向けは外側のみが前照灯)です。
前から見ると大迫力!
オーソドックスなリアスタイル。
そして…。
…。
……。
はい、これが遊び心です(笑)
一度でいいからデロリアンのZ4バージョンを見てみたかったので製作しました。厳密に言えばホバーコンバージョンの搭載されているバック・トゥ・ザ・フューチャー2のデロリアンをモデルにしています。そういえばこの装置ってどういう原理で飛んでいるんでしょうかね?反重力?
別アングル。
デロリアンっぽくリアにはベントを着けてみました。よくよく考えてみればデロリアン2モデルは核融合なのでベントは必要ないのですが、デロリアンといえばコレ!…というくらいに特徴的なアイデンティティーになっているので最初から着けようとは思っていました。
とりあえず完成したので一安心。
光らせるギミックのせいで色々と大変でしたが、作り終えたときの達成感は本物でした。でもさすがに疲れたのでしばらくはプラモデルはいいかなって感じです。
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