本当に日本製?話題のシャワーヘッドを試してみた!

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セールになるとよく見かけるこの製品

安心安全の「日本製」を全面的に打ち出している噂のシャワーヘッドを購入しました。なぜかAmazonでめちゃくちゃ宣伝されているんですよね。塩素除去、3段階水流調節機能付きで2,480円!どこをどう考えても日本製ではなく中華製の香りがプンプンするのですが果たしてどうなのでしょうか。

まぁ2,480円の時点でなんとなく推測はできるんですけどパッケージから見るにおそらく金属製ではなくプラスチック製。箱の重さからしても余裕で軽すぎるので、これで金属製だったらある意味オーバーテクノロジーです。さすがは日本製!

内封物は本体とアダプター、気休めのゴミパッキン、説明書、そして…。

やっぱりね!この自ら星5を求めるスタイルが中華製の特徴。たとえ本当に日本製だったとしても中華製であることを疑わない人はほぼいないのではないでしょうか。文章を読んでいくと色々と矛盾した箇所が見受けられますがもう慣れましたよ。今までの中華製と同じなのでむしろこれが通常運行です。

なんだろう、ちゃんと日本語にはなっているんだけど細かい表現が日本語っぽくないというか…。

ミッションという語呂とかQRコードの上に書かれている絵文字とか。日本に留学に来た大学生、あるいはそこそこ歳のいっている人が「若い人はこう表現をするだろう」という勘違いから生まれたようなイメージなんですよね。なんかこのQRコードにアクセスすること自体が恐怖の対象です。

こちらが3段階の水流調整スイッチ。カチッカチッとではなくヌメッヌメッと動くので今どこの水流であるのかを把握することは困難を極めます。スイッチのピクトグラム通り、節水「大」「中」「小」があるのですが真ん中の「中」の部分への力加減が非常に難しいです。

こちらもヌメヌメと動くスイッチ部。どんなに安いシャワーヘッドでもメーカー品ならスイッチの感触くらい普通なんですけど、このシャワーヘッドは最初から湿ったゴミが挟まっているかのような挙動を示します。2,480円を実現させるためにはゴミを挟む必要があるのでしょうか?

中には申し訳ない程度の塩素除去カートリッジが付属していました。もうこの時点で効果なんて信じていないので、まだこれがうまい棒だったらどれだけマシなんだろうと思ってしまいました。一応はめておかないと中身がスカスカで気持ち悪いので一応セットはしておきます。

シャワーヘッドの断面図。この細かい穴に通常の水圧がかかり勢いが増す仕組み。分かりやすく言えばホースの先端を指で圧迫すると勢いが増すのと同じ原理です。

今回はこちらのシャワーヘッドを取り外します。

取り外しは予想以上に簡単でした。サイズが合わなかった場合は付属のアダプターを取り付けることになりますが、購入前に適合するのかを確かめてからカートに入れたほうがいいです。

節水「大」モードはこんな感じ。水圧はそこそこあるけど範囲が狭いのと、そもそもパッケージにあるように80%も節水できるのかは謎です。検証動画も作ってみましたがおそらく80%の節水という意味ではなく100%中の80%…つまり20%の節水という意味なのではないでしょうか。

日本語的に嘘はついていないですけど表現的には80%も節水できると思い込んでしまいますよね。

とりあえず2,480円の元は取れない気がしてきたのでふつうのシャワーヘッドとしてしばらく使っていこうと思います。日本製として謳うには全体的にもう少し質感を高めてもらいたかったですね。どうせ中国とかで作って最後の梱包だけを日本で行っているから日本製と表記しているのだと思います。

もし本当に製造からパッケージングまでを日本で行っているとしたら日本製品の将来を含めてヤバいです。ただ2,480円という価格設定を考えれば妥当なラインなんですよね。日本製という過度な期待に振り回されたがゆえの感想なのかもしれません。とりあえず様子を見てみます。

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