また買ってしまった…中華製究極改良型サイクロン掃除機

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ついつい欲しくなってしまう中華製掃除機の闇

ちょっと待ってくれ…。

シャープ、東芝、パナソニック…みんなどうした?

掃除機業界ってそんなに採算が合わないくらいニッチな分野なのか?

確かに国内メーカー品は性能がいい!性能はいいんだけど高い!掃除機として使うだけなら怪しい中華製掃除機を3,980円で購入するだけでギリギリ事足りてしまう。モデルサイクルも暇さえあれば適当にサクッと改良して半年後には新型モデルを出品していることもザラな中華製に対して国産勢はレスポンスが遅い。

確かに理屈は分かる。日本メーカーはモノづくりに真摯に取り組んでいるからじっくりと改良を重ねている。色々な試験を通過しているからこそ時間もかかる。一方で中華製には試験なんて概念はない。安全性も理屈さえかなっていれば気にしない。だから中国のEVは燃える。安くて不良品が出ても即新品交換ができるくらいの圧倒的物量がある。

薬の治験もいきなり人間で行うような国にレスポンスで勝てるわけがない。

だけど光熱費を含めて物価高が家計を圧迫し続ける現代社会においては「安く」そして「最低限使える」ことに価値があったりする。ダイソーに客足が多いのも事実、高単価な家電製品界から撤退する大手メーカーが多いのも事実…つまり安くても年々性能が向上してきている中華製製品が猛威を振るっているのにも頷ける。

あのシャープが液晶テレビ界から撤退したのも中華製テレビに価格で対抗できないからだ。品質で勝負ができても人々は安さに群がる。一握りの富裕層が購入してくれても採算が合わないくらい悲しい現実を突きつけられているのが国産メーカーだろう。SMAPの解散、マイケルジャクソンが亡くなったこと、シャープが液晶テレビから撤退したこと。

そのどれもが過去の私には想像もできなかった未来だった。

そして今回…またもや怪しい中華製掃除機を購入してしまった!過去に3回も購入しているのでもはや怪しさなんて感じないレベルに洗脳されているのだが、今回の改良は決して無視のできないレベルで行われている。この「eLezon」というなんて書いてあるか地味に分からないメーカーの掃除機だが、つい先日にも同じメーカーの掃除機を購入している。

こちらが今回購入したeLezon F800。

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そしてこちらが前回購入したeLezon E600。

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このパッケージのシンプルさと変わらなさが潔い。見た目的にも分かりやすく、デザインに無駄なコストをかけない企業努力(もしかは単に無神経か)が功を奏している。

そして新型のF800は見た目もよりスタイリッシュでカッコよくなった。

E600のブルーもなかなかカッコよかったが、アッシュかがったグレーにパープルの組み合わせも結構いける!細部のデザインもよりダイソンをパクっている感があるので、4年ほど前に購入したモデルと比べると明らかに質感が向上している。ふつうに家電量販店に置かれていても注目は浴びそうだが、中華製を扱わない方針なのかどこにも置かれていない。

まぁいつ消えてもおかしくないような怪しい中華製メーカーには保証も期待ができないので「置かない」ではなく「置けない」が正解かもしれない。

ご覧の通り4年前に購入した「YUNDOO(これも読めない)」の掃除機と比べても瓜二つな外観…というか製品自体は基本的に同一なのがOEM製品の特徴だ。だけど4年前とは比べ物にならないほど細かな改良が早ければ半年ペースで行われている。とりわけ今回はフィルターの部分を見てもらいたい。左が4年前、右が今回のフィルターだ。

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4年前…というよりも前回のE600も含めて不織布フィルターを搭載していたのだが、今回の改良でまさかの金属製フィルターを採用するようになった。これには本当に感心を通り過ぎて感動をしてしまった…いやマジで!

格安中華製掃除機を利用している方なら伝わるかもしれないが、この手のなんちゃってHEPAフィルターは手入れが鬼のように面倒くさい。地獄に堕ちたら針の山、釜茹でに並んで「不織布フィルターの掃除」という項目を入れてもよいくらいに面倒くさい!だから私の場合はティッシュと排水口ネットで防護した状態で使用している。

それでも細かな埃は貫通してしまうので、ある程度時間が経過した時点でブラシでゴシゴシするしかない。一方で金属製フィルターならササッと水洗いをするだけで手入れが完了してしまう。格安中華製掃除機で金属製フィルターを採用するのは稀なケースなので、この改良点を見た時点で即カートに入れてしまった…(衝動買いってやつですね)。

そしてダストボックスの開閉蓋にある謎の穴も…。

このようにゴミが溜まらないようにフラットに改良。

使いにくさに定評のあるノズルとブラシも付属。

ブラシに関しては耐久力のある日本製のものに、4年前に購入した掃除機のパイプをロックタイトで合体させてサイズを適合させたものを使っている。エアコンのフィルターや部屋の角、洗濯機の下の掃除にはこれがあるとないとで作業効率が大きく変わる。

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ピッタリ!

YUNDOOとF800を並べた図。見た目は変わらないけど中身は大きく進化している。車で例えるならビッグマイナーチェンジ。

YUNDOOからの改良点は以下の通り。

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吸引出力向上/電源コードの質感向上/ラバーグリップ採用/ヘッドのサイズ変更/ダストグリップとパイプの接続部の補強/金属製フィルターの採用/ダストボックス開閉ボタンの補強/ダストボックス開閉蓋のフラット化

確認できるだけでもこれだけの改良が施されている。特にフィルターと開閉蓋の穴に至っては「もしかして私のレビュー読んでくれてるの?」というレベルで改良してくれているので買わないわけにはいかない、そう思わせてくれる魅力が中華製サイクロン掃除機にはある。しかも価格は据え置きどころかさらに安くなることもある。

さて、ここまでeLezonサイクロン掃除機の魅力を伝えてきたのだが当然気になる部分もないわけではない。構造上仕方がないが、どうしても重心が手元に集中するので操作時の落ち着きが足りない。これがパワーヘッドなら少なからず先端が重くなるので重心バランスが改善されるのだが、とにかく手元が重くて先端が軽いのは使用感に影響を与えてしまう。

重心が本体に偏っているので自立は不可、不使用時は壁にうまく立てかけるか、付属のアタッチメントを使用するしかない(ネジ留めタイプなので壁に穴を開ける必要がある)。パイプの長さは調整可能なのであらゆる身長の方に対応できるが、ヘッドが360度回転ではないため角の掃除は本体ごと向きを変える必要がある。

しかしながらこれらの問題はこの掃除機だからこそのものではなく一般的な掃除機(アイリスオーヤマやツインバードあたり)にも言えることなので、掃除機として最低限利用することに特化すればこれだけコスパの良い掃除機は存在しない。パワー不足で吸えないといったこともないし、3年以上使える耐久力もある。

常に「今買う」時点(半年スパンくらい)で最新モデルに更新されており、その進化を楽しむのも醍醐味になりつつある。良くも悪くも近年の中華製ガシェットの品質は劇的に向上しているので、直接命に関わらないものであれば積極的に購入してもよいだろう。万が一不良品に当たっても狂ったような速さで新品に交換してくれますよ(笑)

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