BMW Z4 納車の日

記事内に広告が含まれています。
広告

運命的なZ4との出逢い

直感だったのかインスピレーションだったのか?

気がつけば私の駐車場にZ4が停まっていました。本当だったら今頃528iが納車されていたはず。だけど人間は第一印象がその人の8割を決める…と言われるように、車にもデザインによる訴求力が一番強く働くのでしょう。あのときBMWディーラーで「こちらはどうですか?」とZ4に案内されていなければ…。

私は普段と変わらぬセダンライフを満喫していたと思います。想像のつかない未来、だから人生って面白い、生きるって素晴らしい!

Z4はとにかく特殊な車です。2人しか乗れないし荷物も積めない、それでいてエンジンは直列6気筒の超重量物!これを無理矢理パワーで引っ張るのがBMWの流儀なのでしょう。エコの時代とは正反対の完全趣味車です。だけどこの車にはそれらを無視してでも惹かれる特別な要素があります。それが「美しいデザイン」と「オープンカーである」こと。

この2つが私の車選びの感覚を完全に麻痺させてしまい、気がつけば660万円の契約書にサインをしていました。ローンを組みたくなかったのでフリーランスで600万円を2ヵ月で稼ぎました。そんな激動のドラマみたいな人生を当時は送っていたのです。

無我夢中。

それが私の原動力でもありパワーでもありました。

ちなみにBMW Z4というのはこういう車です。

  • 2シーター
  • 後輪駆動
  • 電動リトラクタブルハードトップ
  • BMW最後のNA6気筒2,500cc
  • 最高速度264キロ
  • 可変マフラー

ちなみにこの車を購入する時点で既に後期型となるsDrive20iの販売が始まっていましたが、こちらは6気筒ではなく2,000ccの直列4気筒ターボモデル。一方で私が購入したZ4は在庫品ゆえに少々年式の古い前期型のsDrive23i。両車を並べたときの排気音の迫力は別格で、多少古くても6気筒が欲しいと思ったのが購入の決め手です。

それにデザインがめちゃくちゃカッコいい!当たり前ですが居住性や積載性のすべてを犠牲にしてカッコよく映ることだけに特化したモデルなので、見た目に関してはBMWの中でも特筆してカッコいいと思います。ちなみに私がデザインで惹かれた車は後にも先にも「レクサス・IS(GSR系)」と「マツダ・アテンザ(GH系)」と「BMW Z4」だけです。

余談ですがディーラーにこんな車が置いてありました。その名もBMW i8。直列3気筒1,300ccのエンジンにモーターを搭載したハイブリッドカーです。なんと363psも出ます!さすがは電気!

星空に馳せるロマン

待ちに待った納車の日。せっかくだからと立ち寄った洗車場でルーフを開けてみます。

BMW Z4のルーフ開閉ギミックは独特で、一般的なZ型に折り畳まれるのではなく「リアウィンドウ→トランク→ルーフ」の順に動作します。言葉では伝えづらいので動画で確認したほうがイメージしやすいかもしれません。

↓↓↓

この複雑な動きのおかげでクローズド時であっても美しいクーペスタイルを実現し、ハードトップ搭載車にありがちな寸詰まり感をまったく感じさせないデザインになっています。とにかく風を感じて走るオープン走行は楽しいの一言!普段はルーフが低くて窮屈ですが、スイッチを押すだけで何億個以上もの星々が頭上に映し出されます。

まさに天然プラネタリウム!

同時に感じたのは冬という時期だからこそオープン走行が際立つということ。エアコンの温風は足元に当たりますから露天風呂の原理と一緒で思いのほか快適です。一方で夏はただのサウナになってしまうのであまりオープン走行には向きません。なので年間を通してオープンで走ることは想定しないほうが良さそうですね。

コメント