油を使わないのでノンフライドポテト?
フライドポテトを作る上でまず最初にお伝えしないといけないことが「フライヤー」と「ノンフライヤー」の違いです。名前から勘違いしやすいのですが、ノンフライヤーは油を使わないフライヤーではなくオーブントースターに対流機能を追加させたものになります。つまり一般的な揚げ物を調理できるフライヤーのイメージではありません。
- フライヤー:150~200℃くらいの油で揚げる
- ノンフライヤー:高熱の対流で焼く
ノンフライヤーが健康に良いと言われている理由は油を使わないことに起因するコレステロールやカロリー摂取量の抑制によるものです。とりわけ油の摂りすぎは肝硬変や脳卒中の原因になると言われているので、健康志向の高まっている今でこそ注目されるべき調理器具と言えるでしょう。実質的に油の消費も減るのでお財布にも優しいです。
しかしながら油を使わない以上、マックのようなフライドポテトの味を完全に再現することはできません。なぜならフライドポテトは油の風味も含めた味であり、例えるならビールとノンアルコールビールくらいに性質が異なるものになるからです。つまりフライドポテトではなく「ノンフライドポテト」という別の食べ物を作る感覚のほうが良いでしょう。
ちなみにフライドポテトを中心にノンフライヤーを活用したいと考えている人は、少なくとも3.6L以上のトレイ容量があるものを選んで下さい(おすすめは記事の最後に貼っておきます)。それより小型だと素材が全部入りません。業務スーパーのポテトは500gくらいあるので、半分の250gの使用でも割とキャパがなくなります。
余談ですがマックのポテトLサイズは約170g。
それではポテト250gを200℃で8分焼いていきましょう。この時点で塩をかけておくと塩味を感じやすくなります。
8分後、中身をシャッフルしてから追加で8分焼きます。トータル16分でホクホクのポテトが完成です!思ったよりも表面がカリカリとしているので食感的にはマックのフライドポテトに近いですね。イメージ的にはマックのポテトに「芋感」を倍増させたようなテイスト。マックのカリカリ感とモスの芋感を足して2で割った感じです。
調理時間的には油で揚げたほうが早いのかもしれませんが、調理後の後片付けまでを含めるとノンフライヤーのほうが効率的だったりします。しかも調理中はトレイの中に入っているので油が飛んで火傷をするといったリスクもありません。どうしても油の風味が欲しい場合は、軽く油をスプレーしてから焼くとよりフライドポテトっぽくなります。
もちろん油に浸しているわけではないのでカロリーも大幅に削減できます!
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