現代社会に必須の定番ツール
AI文字起こし機能搭載の高性能モデルが大人気
スマホの普及により、性能がスマホと似ているコンデジ(コンパクトデジカメ)界隈は絶滅の危機に瀕していますが、いまだに高価格帯の高級一眼レフの市場は根強い人気を誇っています。同じように、ボイスレコーダー界隈でもより高機能なAI搭載の機種に人気が集中しており、会議録や証拠集めに活用されている場面が増えているのだとか。確かに音声を文章に直してくれると助かりますよね。
録音するだけのボイスレコーダーは縮小傾向
日本ではスマホがあれば大体のことができます。ボイスレコーダーもスマホに標準搭載される端末が増え、「録音するだけ」のボイスレコーダーの需要はますます少なくなるばかりです。そもそもスマホは現代科学の英知を結集した究極のマルチツールなので、マイクの性能面だけでも安いボイスレコーダーを凌駕しています。それでも細々と販売されているのは一定の需要があるからです。
私もいつかはボイスレコーダーを購入したいと思っており、そのいつかがとうとう訪れてしまったわけです。ようはタイミングが大事…。
使いやすさに特化したボールペン型ボイスレコーダー
日常生活に馴染みやすいメタリックなボディ


今回はAmazonでボールペン型のボイスレコーダーを購入しました!名称は「64GB 大容量 ボイスレコーダー 録音機内蔵Type-C OTG双方向転送対応 ICレコーダー MP3音楽プレーヤー機能付き 高感度 多機能レコーダー」という迫力満点なもの。とりあえず検索に引っかかりそうなフレーズを適当に並べただけの絶望的なセンスに怪しい中華製ガジェットの「らしさ」を感じることができます。
当然メーカー名や製造業者名などは一切書いていないので、この時点で深センで製造される「ランクC」の商品であることは間違いなさそうです。ちなみにこのランクは私が勝手に独断と偏見で設定したものであり、そこそこ本気で作られたものを「ランクA(高機能掃除機やノンフライヤー等)」、とりあえずロゴが付いていれば「ランクB」、粗悪品でも数打てば当たる戦法の「ランクC」と分けています。
怪しい中華製ガジェットを購入し続けてきた方にならご共感頂けるかと思いますが、この使い回し感の強いパッケージを見れば激安OEM汎用品の類であることは本能的に察することができます。ちなみに価格は3,699円。主な機能は以下の通り。
- 35時間連続録音
- 容量64GB(750時間録音保存)
- 全方位マイク
- ノイズキャンセリング
チープな付属品の多さが安定の中華クオリティー


相変わらず箱の質感だけは異様に高いです。本体とは別に説明書、ボールペンの替え芯(6本)、イヤホン、変換アダプター(C→イヤホンジャック)、変換アダプター(A→C)が同封されています。MicroSDカードはAmazonの商品ページにはちゃっかり映っていましたが、実際はメモリー内蔵型っぽいのでMicroSDの抜き差しはできないです。つまり本体に直接録音をするタイプ。

充電はそのまま充電器に挿し込みます。なかなか見たことのなかった光景にワクワクが止まらない!ちなみにバッテリー容量が少ないのか充電完了時間は短め。
操作はボールペン上部のスイッチを1度押すだけ

ボールペンのノック部分がボイスレコーダーのスイッチになっており、押してON、もう一度押してOFFという通常のボールペンと同じ操作性です。そのためボールペンを使いたい場合はノックを押すのではなく、先端を回転させることで芯先が出てきます。見た目は完全に300円くらいで売られていそうな普通のボールペンです。金属部品が多いためか、質感もチープ過ぎずにいい感じ。

本体中央を回転させることでボイスレコーダーとボールペンに分かれます。ボイスレコーダー先端部のUSB-Cに、付属のアダプターを介してイヤホンを接続させることで直接録音した内容を確認することができます。ただし録音内容の消去や任意でデータを選びたい場合はPC、或いはスマホに繋げたほうがスムーズです。付属のイヤホンでも操作できますが、やはり画面があったほうが分かりやすい。
音声は意外とクリアに聞こえる
ボイスレコーダーの命でもある録音データを再生してみました。まず第一印象としては「普通に使える」ということ。ポケットに入れて会話を録音してみましたが、不快なノイズやザーザー音、ポケットのカサカサ音などがほとんど目立たず、声のみがスッキリと通るような感じです。正直良い意味で拍子抜けというか、怪しい中華製特有の「大事な何かが抜けてる」感がなくて驚いています。
- 安全性を犠牲にして高性能に特化させるゴミ(ノンフライヤーなど)
- 最低限の見た目で本来の用途すら満たせないゴミ(激安ポータブル掃除機など)
- 本体にコストを集中させすぎて備品がゴミ(ポータブル高圧洗浄機など)
- ドラレコを改造して一眼レフカメラとして販売しているゴミ…というか詐欺商品(一眼レフカメラなど)
- 梱包に80%ほどのコストを集中させるゴミ(マイクロ集音器など)
これらはすべて怪しい中華製ガジェットの愛すべき一面ですが、今回のボールペン型ボイスレコーダーは色々な意味で「普通」すぎて意外でした。まぁ本来はこうあるべきなんですけどね…。
意外とボールペンが使える

おそらくおまけであるはずのボールペンも普通に使えます。ジェットストリームのような軽快感やパワータンクのようなどこでも書ける感もないけど、どこか懐かしいようなヌメッとした書き味が特徴的です。イメージ的には昭和の銀行に備え付けられていたような「油性、0.7mm」の感覚。イマドキの書き味ではないけど、レトロな雰囲気が醸し出ていて不快ではありません。
「録音するだけ」の価値
ボイスレコーダーにも様々な種類があり、なぜかラジオに対応していたり、Bluetooth接続で音楽が聴けたりと多種多様な機能が盛り込まれている商品もあります。しかしながらボイスレコーダーに求められる機能はぶっちゃけ「録音機能」のみです。それ以外の機能についてはスマホにまかせたほうが効率的ですし、性能面でも激安中華製ガジェットがスマホに勝てる要素がほとんどありません。
とにかく気軽に、素早く、確実に操作をするにはシンプルなスイッチ式が一番理に適っています。咄嗟に録音したい場面でロック解除やアプリの起動、画面内で録音ボタンをクリックなんてやっていたら大事な会話を記録できないかもしれません。このあたりはスマホのカメラ起動の速度と同じくらい大事な要素なので、ボイスレコーダーには物理スイッチでON、OFFができれば十分だと思います。
今回のボールペン型ボイスレコーダーは本物のボールペンとしての実用性、ボイスレコーダーとして必須とも言える気軽さを兼ね備えているので、今後活用したい人にとってはひとつの選択肢としてアリなのではないかなと思いました。
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