ラッセルホブス?
Russell Hobbs T Kettle 7106JP-BK
ラッセルホブスはイギリス発祥の家電メーカー(とHPに書いてあった)です。温度調節が出来るケトルの中で一番スタイリッシュだったのでこちらを選びました。メーカー本体価格は14,800円…とは言ってもポイントで貰ったので実費で購入はしていません。ケトルで1万円超えってめちゃくちゃ凄いんですかね。
それとも某バルミュー…ウニャウニャみたいに性能に見合わずデザインだけでプレミアム価格にしているのでしょうか?イギリス版バルミュー…ピー!だったら少し残念な気持ちになってしまいそうですが(HPのテイストが似ている)、果たして本当に12,000円の性能があるのかを試してみたいと思います。
DESIGN
Japanese Traditional Design(メーカー公式)
Japanese Traditional Design、直訳すると日本の伝統的なデザインという意味だそうです。なるほど、確かに急須っぽいデザインですね。本体はズッシリと重みのある金属のような質感がありますが、台座のほうはほぼ無塗装の黒いプラスチックなので若干チープ。全体的なデザインに関してはスタイリッシュで好みです。
内封物一覧①説明書②本体③台座
サラサラとした金属の質感は日本的な急須のような手触りで触れるだけで上質感が伝わってきます。取っ手の部分も細い小指がフィットしやすいような工夫が見られ、謎にプラスチック感のある台座と比べても随所に拘りが垣間見れます。
PERFORMANCE
このケトルの最大の特徴は7段階(50・60・70・80・90・95・100)の温度設定、そして保温機能です。基本的な流れは「①電源、②温度設定、③加熱又は保温の選択」となります。加熱後も設定した温度に保温する機能が付いているので、イメージ的には小型の電気ポットのような感覚です。
①電源ボタンでスタンバイモード
②温度選択
③加熱か保温を選択
④湯沸かし中
体感上の湯沸かし時間は約1分半くらい。コンセントに繋いだ時やケトル設置時、湯沸かし終了時に昭和レトロなピコピコチャイムが流れます。このあたりはバルミュー…ピー!のような臨場感のあるBGMを期待していましたが、さすがにプラスチックの小さな台座には本格的なスピーカーなんて搭載できませんからね。
あくまでこのケトルの主役は本体であって、説明書と台座は本体を引き立てる為のオマケでしかありません(台座がないと何もできませんが…)。今まではロヂャースで購入した1,280円の格安ケトルを使っていましたが、温度設定の必要がなければどのケトルを使用しても役目は全うしてくれます。
デザインで選ぶべきケトル
このケトルの場合は明らかに性能面ではなくデザイン面での訴求力が強い製品です。温度調節機能だけを求めるのなら安くて5,000円台のケトルがAmazonで販売されていますし、かの有名なT-falでさえも8,000円台で購入できます。正直このケトルの本体価格14,800円は性能面ではありません。
本体が高くて6,000円だとしても台座は2,000円前後くらいの質感です。なのでスマホで大炎上したバルミュー…ンと同様に、デザインを良くして価格帯を上げることで価値を保持するようなメーカーなのかもしれません。この手の難しいところは万が一デザインが好まれなかった場合は選択すらされないということにあります。
ただインテリアに映えるような優れたプロダクトデザインというものは、その製品のみの価値に限らず空間自体も価値のあるものに変える力を持っています。雑然とした部屋には無用の産物かもしれませんが、そこそこ洒落たリゾートホテルであれば置くだけで雰囲気を醸し出してくれる魔法のツールです。
それがRussell Hobbsの在り方、そして製品づくりのマインドなのかもしれません。
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