令和に甦った生きた化石

記事内に広告が含まれています。
広告

デジタルオーディオプレイヤーの黎明期

いらないPCとかを整理してたら懐かしの一品が出て参りました!その名もWALKMAN E405(SONY製)…いわゆる化粧瓶(笑)当時はAppleから初代iPodが発売された時期ということもあり売上的には苦戦していたみたいですけど、単純に私はデザインでWALKMANを選びました。

幸いなことに専用の充電ケーブルはもちろん外箱や説明書、買った当時のレシートに至るまですべてが綺麗に保存されていました。付属のCD-ROMにはSonicStage(今でいうMusic Center)が入っています。おそるおそるコンセントにケーブルを差し、WALKMANに接続してみると…

おっ!ちゃんと動きますね!

画面表示には当時珍しかった有機ELが採用され、鏡面の本体から文字が浮かび上がるタイプなのでパッと見凄くお洒落です♪さっそくですけど車の運転がてらに使ってみることにしました。当然Bluetoothなんて搭載していませんからAUX端子で接続します。

感想。

……

普通だね(笑)まぁ古い機種ですから目新しい部分なんて全くもって期待していないんですけど、逆に言えば今のiPhoneやWALKMANとさほど変わらない音質なので性能的に過不足は感じません。ただ容量が1GBしかないのでたくさん曲を入れるには無理がありそうです。

ただデザインは素晴らしい!Appleが指先でクルクル回す革新的なiPodを発売した時期にSONYはコレですからね(笑)技術的にはアメリカがエンパイアステートビルを建てた時代に日本ではチャンバラごっこをしていたくらいに遅れています。だけど見た目がすべてを許してくれました。

それと物理キーの存在って大きいですよね。私は移動中に音楽を聴くときはポケットに入れたままブラインドタッチで選曲したい派なので、2019年現在で主流のタッチ画面方式はあまり好きではありません。地味に濡れた手でも操作できるのが物理キーの魅力です。

このあたりはスマホでBlackBerry端末を選ぶ人と通じるものがあるんじゃないですかね。SONYはこのあたりを理解しているのか、それともただの変態(褒め言葉)なのかは分かりませんが未だに物理キー端末を用意してくれているのは嬉しいです。

当然私は今でも(物理キーの)WALKMAN愛好家です。パソコンはSurface(作業用)、タブレットはiPad(YouTube用)という感じでうまく使い分けていると思います。今回見つけたWALKMANもできる限り使っていきたいのですが、音楽転送ソフトがまさかのSonicStageだったのは泣けてきます。

コメント