BMW Z4 警告灯の嵐

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突如車内にこだまする不協和音

ある日突然「ポワーン」という不協和音が車内に鳴り響くとビックリしますよね。しかもメーター内を見るとパーキングブレーキ警告灯とブレーキ警告灯が同時に点灯していたのでパニックになりました(笑)試しにパーキングブレーキを解除してみると…。

「ウィィィィィィィン」という稼働音が鳴り無事に作動しました。逆にパーキングブレーキを作動させようとすると…。

「………………………」

かからない!マジか!解除はできたのに作動ができないなんて…。ただ逆に考えれば解除ができれば自走が可能なので、動けなくなる作動状態で固まるよりかは幾らかマシな状態です。とりあえず早急に診てもらわないとマズいやつですねコレは…。

関係ないですけど外の気温は27.5℃。もう10月なのに…。

同時に謎の警告灯も出ていたので調べてみると、どうやらこれは定期点検の時期を知らせる警告灯らしいです。とりあえず近くの整備工場に連絡をして車を診てもらうことにしました。このお店は持込部品でも交換してくれるので、最悪の場合はアクチュエーターを自分で購入して取り付けてもらおうという算段です。

純正だと23万円、OEM品だと17,000円(E89適合品)、さすがに17,000円は不安だとしても、たったひとつのパーツに23万円は高いですよね。

そして数日後…。

システムのアップデートで治りました!どうやらハード的な故障ではなくソフト的な不具合だった模様。とりわけ欧州車は定電圧化でシステムがバグることがあるみたいで、リセットを行うことで元に戻ることが多いそうです。Z4は月に2〜3回程度、しかも片道400mくらいしか走らないのでバッテリーが弱っていた説もあります。

最終的にはシステムのアップデートと警告灯のリセットで27,000円くらいで落ち着きました。欧州車は昔よりも故障が少なくなったとはいえ結局は欧州車…。体重100kgのデブが3kg痩せたところで結局はデブなのと同じで、元が故障しやすい産業製品なので少し改善されたところで故障の頻度が多少は減るだけだろうという認識です。

日本車の耐久性が異常に高いのは承知の事実ですが、勘違いしてはいけないのは欧州車は「昔よりも良くなった」くらいであって、決して「日本車並になった」わけではないということです。たまに「維持費は国産車と大して変わらない」という表記を見かけますが、この「大して」には色々な意味を含むことができるので騙されないようにしましょう。

ようは年収2億円の人にとっての200万円の出費は大したことありませんが、年収200万円の人にとっての200万円の出費は死活問題になります。年収2億円の人から見れば嘘はついていないので、「国産車と大して変わりませんよ」と言われたところで受け取る側がどう思ったのかは自由になります。つまり表記上は正しくなるので気を付けて下さい。

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