ただ焼くだけで超絶美味なおつまみの完成!
電子レンジだとフニャフニャになる天ぷらや揚げ物にも対応
スーパーのお惣菜コーナーに並ぶ餃子や春巻き、天ぷらあたりは当然ながら出来立てが一番美味しいですよね。時間が経つにつれ衣は湿気を帯びてフニャフニャになり、トンカツも肉と衣の中間くらいがグチョグチョになったりしてせっかくの美味しさがスポイルされることが多々あります。しかも冷めているので控えめに言って不味いです。
かと言って電子レンジで温めるとさらにフニャフニャになるし、オーブンを使うとなんだかんだで時間がかかりりますよね。そんなときこそノンフライヤーの出番です。

ノンフライヤーは油を使わずに「焼くこと」に特化した調理器具です。例えば鶏肉を焼く際にフライパンだと多少の油をひいたりすると思いますが、ノンフライヤーの場合はこの油が不要になります。逆に余分な油をトレイの下に落とすことができるので、通常の調理方法よりも物理的にヘルシーになる分カロリーの摂取を抑えることができます。
私がこのノンフライヤーを購入したきっかけも健康診断で「太りましたね」って言われたことに起因するダイエット目的からでした。もちろん食事を抑えれば一時的に体重を減らすことは可能ですが、リバウンドのメカニズムを知っていたので食事量を減らすことは合理的ではありません。食べる量はそのままに、カロリーのみを低減させる最も簡単な方法がノンフライヤーでした。
私の自己紹介ページにも記載していますが、私の体重が2ヶ月足らずで70kgから59kgまで下げることができたのは1日4,000歩を目標としたウォーキングダイエットとノンフライヤーによるものです。その他の運動などは通勤時間の関係で出来ませんでした。
オーブンでは太刀打ちできない圧倒的大火力
とりわけ中華製の怪しいノンフライヤーは安くて火力が強いことが特徴です。安さの理由はおそらく安全性のマージンよりも高性能に見せることを優先しているから。例えばですが、新薬の開発スピードはどう足掻いても中国に太刀打ちできません。なぜなら通常ならラットなどの試験動物で十分にデータを集めてから治験を行うのに対し、中国では最初から人間で治験を行うからです。
中国の格安ガジェットのほとんどは深セン(中国のシリコンバレーと呼ばれる工業地帯)で大量に製造され、様々なブランドのバッジを付けてOEM化されます。そのため技術競争が激しく、同一製品であっても1年、早ければ半年周期で改良版が販売されるくらいです。とにかく技術で世界に負けないために「何かあったら対策しよう」の繰り返しで段々と熟成されている感があります。
近年テスラを世界販売台数で抜いた「BYD(中国の電気自動車メーカー)」の性能と価格を見るとさすがは中国だなと色々な意味で感心してしまいます。一昔前は品質的に劣悪でしたが、今となっては脅威でしかありません。ノンフライヤーも登場から数年以上経過しているため、機能面ではほぼ熟成の域に達しています。今のところ燃えたり電源が落ちたりといったことは皆無です。
昼下がりの休日おつまみレシピ
ランチパック(パチモノ)

スーパーで偽ランチパックを購入してきました。このまま食べても美味しいですが、ノンフライヤーで表面を焼くだけでめちゃくちゃ美味しく化けます。


設定は230℃の最大火力、時間は4分。220℃と230℃の電気代は大して変わらないので、ここは最初から最大火力で時短を行います。ちなみに電気代は3分の使用で約1円くらいです。

出来上がりはこんな感じ。外はサックリとしていますが中はふっくらとしています。表面を焦がすことで中の水分を閉じ込めるイメージです。特に右側のWチョコは「喫茶店のメニューかよ!?」と思えるくらい美味でした。
クラッシュ焼きチーズ

88円のチーズも230℃、4分で設定することで…。

濃厚なカマンベールチーズっぽくなります。冷めると固くなってくるので早めに食べたい逸品。後述のクラッカーですくって食べるとこれまた美味。
バジルチーズクラッカー

クラッカーの上にチーズ、ケチャップ、バジルをふりかけてから230℃で3分。

バジルチーズクラッカーの完成です。たった3分でこれだけ焼き色がつくわけですからノンフライヤーの大火力がお分かり頂けると思います。数万円以上するめちゃくちゃ高価なオーブンなら別かもしれませんが、ノンフライヤーならたった6,000円台でこの高火力を実現することができます。なんだかノンフライヤーメーカーの回し者みたいに思われるかもしれませんがノー案件です。
そもそも怪しい格安中華製メーカーなんて数年後に消えてる可能性が高いですから宣伝しようがないですけどね(笑)私が以前使っていたIKICHのノンフライヤーなんて購入からたった1年で煙のように消えましたから…。
約束された究極ウィンナー

当サイトの看板メニューになってしまったウィンナー。もう失敗しようがないめちゃ旨おつまみです。こちらは230℃で6分ほど焼きます。

昼下がりの晩酌…うーん、控えめに言って優雅です!白ワインとの相性も抜群。本当はノンフライヤーが2台あったほうが効率的なのですが、同じ製品が並んで置いてあっても微妙なのと、我が家のキッチンは厨房ではないのでとりあえずは1台で十分かなと思っています。とにかくクラッカーとウィンナーを揃えるだけでかなり充実した時間を過ごせることは間違い無いでしょう。
中華製ノンフライヤーの進化は早い
私がノンフライヤーを初めて購入した2021年から早4年。この間にノンフライヤーは劇的な進化を遂げました。
- 形状のスクエア化(一部丸型あり)∶サンマなどの長尺物にも対応
- 最大火力の向上∶オーブンでも実現し難い230℃にほぼ対応
- 対流の360度化∶これにより具材をひっくり返す必要がなくなった
これらの進化はとにかく低スパンで行われます。改良は頻繁に行われているのになぜか価格が従来よりも安くなるのが安定の中華パワーです。近年の中華製ガジェットは日本メーカーのみならず海外メーカーの製品に関しても徹底的に研究している感があり、「ここをこうしておけば買うだろう」という部分を演出することに長けています(その分どこかに歪みがあるはずですが)。
ノンフライヤーに関しては絶対的に不可欠な要素である「高火力」と「対流性」さえあればほぼ役割を全うします。話が途中からそれてしまいましたが、「焼きたての香ばしいおつまみ」を作るには最適のガジェットであり、ほぼ期待を裏切らないのも事実です。学校帰りや仕事帰りにスーパーで見つけたお惣菜も、数分焼くだけで立派な食材、あるいはおつまみに早変わりします。
是非この気軽さを家電量販店などでプロモーションしてほしいですね。まぁ実際に使えるノンフライヤーのほとんどは怪しい中華製なので、いつ消えるか分からないメーカーの製品をプロモーションする勇気はないと思いますが…。
.png)

コメント