アルコールでは効かないウイルス対策の強い味方
ジアラスターはウイルスの除菌や殺菌に効果のある「次亜塩素水」を生成するための顆粒タイプの商品です。似たような名称で「次亜塩素酸ナトリウム」という物質がありますが、あちらはパイプリセッシュやトイレクリーナーのような触ったり吸引したらかなりやばめの劇薬…。一方こちらの次亜塩素水は人体に対して無害という特徴があります。
この次亜塩素水の最大の特徴はアルコールの効かないウイルスにも分解や殺菌、不活性化の効果があること。冬に猛威をふるうノロウイルスだけではなく、厚生労働省のサイト上では「次亜塩素酸の酸化作用などにより新型コロナウイルスを破壊し無毒化するもの」とも記載がされているようにコロナ対策にもなってしまう最強物質なんですねコレ。
しかも人間の体には無害！
厚生労働省では食品添加物として指定されており、万が一ペットや赤ちゃんが飲み込んでしまっても体内への残留性はなく、アンコールや消毒剤とは異なりガスが揮発することもないので密閉空間でも使用することができます。一方で熱に弱く、スチーム式の加湿器では効果が薄かったり紫外線に当たると長持ちしないなどのデメリットもあります。
そしてこの商品のもうひとつのトピックが「顆粒」タイプであること。次亜塩素水は紫外線の影響により徐々に分解されて最終的にはただの水になります。つまりアルコールなどと異なり長持ちしないことがデメリットです。しかしながら顆粒状であることによって長期保管が可能になり、使用できる絶対量も大幅に向上しています。
中身はこのように顆粒の粒と小スプーン（すりきり1杯約0.1g）が付属。今回購入したのは120gなので、単純計算するとウイルス殺菌用のスプレーボトルだけに限れば1,200回分使用できることになります。価格はAmazonで1,400円だったので、1ボトルあたり約1.1円のコストです。市販の生成水タイプを購入するより圧倒的にコスパが高いですよね。
ちなみに500mlのペットボトルに小スプーンすりきり4杯（0.4g）を溶かすことで400ppmの高濃度次亜塩素水を生成することができ、これは嘔吐、排泄物、生ゴミにも効果があると記載されています。実際にオムツの排泄物にスプレーしてみると、一瞬で匂いがなくなるほど強烈な消臭効果を確認できました。本当に凄い消臭力！
次亜塩素水はファブリーズやリセッシュのように匂いを「上書き」するのではなく、匂いの元を「分解及び破壊」する都合上、消臭のみでフレグランス（芳香剤）のような効果はありません。使った直後はプールの水のような若干の塩素臭が発生しますがこれも無害です。我が家では加湿器にすりきり1杯の半分を入れることで室内を除菌しています。
この加湿器は200mlしか容量がないため、小スプーンすりきり半分の0.05gでも過剰濃度です。
この小型の加湿器は主に猫のいる部屋で使用しています。一応留意点もあり、加湿器で次亜塩素水を使用する際は水を沸騰させない超音波式である必要があります。ポットで湯を沸かすようなスチーム式の場合は熱で次亜塩素水が分解してただの水になってしまうため、すべての加湿器で使用できるわけではないので注意が必要です。
400ppmの高濃度次亜塩素水のスプレーボトルはトイレに置いてあります。主に便器の清掃や空間除菌用に常備している感じです。
ジアラスターのまとめ
私は現在教習指導員として多くの教習生に運転を教えているのですが、教習が終わるたびに次亜塩素水を生成した消臭スプレーでハンドルと空間を除菌しています。特にハンドルはアルコールを含んだ雑巾で拭いてしまうとウイルスには効果がない上に揮発性のアルコール臭が残ってしまいます。この匂いが苦手な人も意外と多いんです。
しかも雑巾自体に細菌やウイルスが残ってしまうため、1日置いておくものなら腐ったチーズのような発酵臭が漂う（洗っても落ちない）ので非常に気持ち悪いです。一方で次亜塩素水なら細菌やウイルスを殺菌するので嫌な匂いも発生しません。まさに不特定多数の人がいる環境でこそ効力を発揮するのが次亜塩素水なのです。
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