久しぶりのサンシャイン水族館
タイトルに反応してしまった人は高確率で昭和生まれだと思います(笑)小学生の頃に今は亡きブラウン管テレビで謎のラッコが「サンシャイン水族館に来てね!来てね!来てね!」というのを頻繁に見ていた記憶があります。もう二度と戻ってこない希望しかなかったあの頃。
子供を見て羨ましく思うのは自分が大人になった証なのかもしれません。
ということで我が地元、懐かしのサンシャイン水族館に足を踏み入れます(別に禁足地ではない)。家からとにかく近い水族館だったので、小さい頃はよく連れて行ってもらっていました。そういえばチケット売場周辺に長年安置されていたリュウグウノツカイの剥製が消えていましたね。
2011年にリニューアルしてから10年くらい経過していますがまだまだ綺麗なエントランス。世界的に見ても都心のど真ん中に位置する珍しい立地なのですが、逆に一般的な海沿いとは異なり潮風による劣化が起きないからかもしれません。朝から小さい子供たちが元気よく走り回っていました。
それではさっそくサンシャイン水族館の中を覗いてみましょう。地理的に池袋が遠い方にも写真である程度の雰囲気を感じてもらえれば幸いです。
サンゴ礁の海
入口を入って最初に出迎えてくれるのがサンゴ礁の海。これこそ誰もが描いている「THE海!」のテンプレ的な風景なのではないでしょうか。サンシャイン水族館の通路はリニューアルに伴い水槽以外のカラーリングがすべて黒で統一されているので、水槽のコバルトブルーが映える配色になっています。
日本で初めてサンゴ礁の海を水族館で再現したのも実はサンシャイン水族館が初だったりします。
生命の躍動
とにかく大量のイワシがくるくる回る姿は圧巻です。世界一と言われるタイの大渋滞をも凌駕する魚群の大渋滞!躍動ってそういうことか!
ちなみに私がこの水槽にタイトルを付けられるならダイソンにします。
生き物たちの不思議
ちっちゃくて可愛いカブトガニが砂をほりほりしていました。他にクリオネもいたのですが反り返った水槽に反射して他の来場客が映り込んでしまうので断念。
洞窟に咲く花
霊長類ヒト科。進化の家庭で直立二足歩行を獲得し、文字や道具の発明により独自の文明を発達させてきました。身体の比重に大して脳の面積が極めて大きく、地球上においてもっとも賢い生物とされています。産業革命後の技術革新は地球環境にも多大な影響を及ぼしています。
サンシャインラグーン
サンシャイン水族館の中心に位置する大水槽。ジンベイザメのSSサイズみたいなトラフザメが優雅に泳いでいます。ずっと見ていたらエイヒレが食べたくなってきました。
海月空間
最近追加されたらしいクラゲコーナー。壁一面の水槽にクラゲが大量に泳いでいます。ゆったりと開閉する傘の動きが一部の人たちを癒やしてくれます。クラゲに刺されたことのある人にとっては絶対に立ち入らない領域。ちなみにクラゲを漢字で書くと海月になります。確かにイメージには合ってる。
マンボウとの出合い
同じ響きなのにメンボウ(綿棒)とマンボウじゃえらく違う印象なフグの仲間です。イラストやぬいぐるみだと可愛いのに実物を見ると言葉を失う代表例だと思います。とにかく目が怖い!
サンシャインアクアリング
屋上には少し前(2017年)に新設されたアクアリングがあり、この水槽部分をオットセイやペリカン(?)が周遊します。ちなみに奥に見える高層ビルがサンシャイン60。多くの人があのビルの中にショッピングモールや水族館が入っていると思いこんでいるのですが実際は隣のビルです。
草原のペンギン
少々疲れ気味のケープペンギン。草原というよりかは岩肌。特にやることもなく永久にも近い時間をどう過ごすかについてすでに悟った感のある顔をしています。
天空のペンギン
少し無理があるけど背景が空なのでとりあえず天空っぽい演出にはなっていますね。同じ鳥類なのに飛べるペンギンがいたり飛べないペンギンがいたり(一応ペンギンは跳べるが)、泳げるペンギンがいたり泳げないペンギンがいたり…進化の不思議を感じさせてくれる生命体です。
サンシャイン水族館はビルの中という立地上必ずしも広い面積を確保しているわけではありません。だけど海の中をダイジェスト化したかのような豊富な生物群には面積の狭さに起因する物足りなさを感じることはないでしょう。定期的にイベント展示(別料金)を行っている点も飽きさせない工夫です。
交通アクセスも良いので鴨川や江ノ島に比べれば気軽に足を運ぶこともできますね。水族館は疲れた心を癒やす演出を肌で感じることができる素敵な施設。心のリセットを兼ねてたまに足を運んでみてはいかがでしょうか!ちなみに年パス(4800円/1年)は2回訪れれば元が取れるくらいお得です。
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