蓄光でもバックライトでもなく常時発光
【LUMINOX スタンダード】
クローゼットに眠っていたLUMINOXを取り出してきました。デジタルばかり使っている私にとっては久しぶりのアナログタイプです。LUMINOXの特徴を端的に説明するなら「常時発光機能を搭載した腕時計」に尽きると思います。逆にこれ以外の特徴がない。
真っ暗にすると写真のようにボワっと光ります。実際は常に光っているんですけど光量が小さすぎて日中は見えないのが正しい表現。本当の暗闇に近くなると発光具合はハッキリと分かるようになります。この発光の正体はトリチウム(三重水素)。
イメージ的には人体に影響のないレベルで製造された放射性物質(自然界で受ける放射能と同程度)、ようするに核燃料が腕時計に搭載されています。
なんと数ミリにも満たない小さなトリチウムタンクひとつだけで20年以上発光します。さすがは核(笑)蓄光みたいに時間経過で減光することもなく、バックライトみたいに動作を必要ともしないので常に光り続けるということ自体にロマンがありますね。
ちなみに針は通常のボタン電池で稼働するので、1年くらい使っていると電池交換が必要になります。ただしLUMINOXの場合はキャンドゥの腕時計と変わらないくらい構造がシンプルなので電池交換自体の難易度は高くありません。特殊なネジが必要ないのも良心的(一般的なプラスネジ)。
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