BMWのエンブレムってプリントなのね
先日、高速道路を走行中に奇想天外なことが発生しました。ボンネットの先端部分にヒラヒラした物体がくっついていて、時速100キロの風圧に耐えながらビローンビローン動いていたんですよ。サイズ感から直感的に「これはチョウチョさんですな！」って思いました。
異様に長い時間(10分くらい)ボンネットに乗っかっていたので「最近のチョウチョは生命力凄いなぁ」程度に思っていたのですが、次の瞬間にはミサイルのごとくパーーーーン！って飛んでいったので、ついにチョウチョも息絶えたんだなと思いました(涙)
チョウチョでさえあんなに精一杯生きていたのに、自分なんて家に帰って優雅にYouTubeを観ながらお菓子を食べることしか考えていませんでした。なんだか命について考えさせられる場面でもありましたね。それから1時間くらいでしょうか…契約している駐車場に到着したのでいつも通り自宅に帰ります。
そのとき何となく車の方を振り向いたのですが、なんだかいつもと違う雰囲気に「アレっ？」ってなりました。
ん？
何か変だな？
この感覚は言葉では伝えにくいんですけど、普段メガネの人が急にコンタクトに変えてつぶらな瞳が露わになったような表現し難い不思議な感覚に襲われたのです。何か気持ち悪いので車に戻って確認したところ、ボンネット先端部に堂々と置かれているはずのエンブレムがなくなっていました。
そう…この1時間ほど前に高速道路にて私がチョウチョだと勘違いしていたあの物体は、台座から剥がれて風圧にさらされているエンブレムそのものだったのです。つまり上空にミサイルのごとく飛んで行ったのはチョウチョではなく車のエンブレムでした。
観察すると構造はシンプルです。メッキ処理されたプラスチック台座の上に、BMWマークがプリントされた蓋が両面テープで固定されているだけ。まぁ別にエンブレムがなかったからって走行に支障はないんですけど何だか締まりがないですよコレ。つまりダサい。
このままだと落ち着かないので新品に交換することにしました。ちなみにディーラーに相談したところ、エンブレム交換には工賃込で15,000円はかかるとのこと。Amazonで調べたら純正品が6,000円で売っていたので自分で交換することにしました。工賃9,000円って微妙だよね。
交換方法を調べてみるとZ4のエンブレムは両面テープで貼り付けられているわけではなく、裏面からナットでガッツリ固定されているっぽいです。ようするにグリルを外さないと無理っぽい。このグリルの取り外し方がよく分からず、炎天下のなか30分くらい格闘していました。
無事に取れました！やべぇ疲れた。まだ作業開始から30分くらいなのにすでに弱気な私…。ディーラーにまかせとけば良かったかな？まぁやり始めたからには最後まで責任をもってやるしかない！グリルは取り外してみるとなかなかの迫力があります。
グリルからボンネットの裏側を覗くとこんな感じ。
3本ピンタイプ。そのうち2本はナットのようなもので固定されていますね。とりあえずレンチで色々試したのですが、向きが向きだけにうまく回せません。そこで登場ラチェットレンチです。これは以前、レガシィのナビを自分で取り付ける際に購入したもの。
奇跡的にもナットと同じサイズだったのでここからは順調にエンブレムを外すことが出来ました。やはり工具って重要ですね。
取り外したらこんな感じ。
エンブレムの向きがずれないように立体的になっているんですね。ここにAmazonで購入した6,000円の純正エンブレムを取り付けていきます。苦労が報われた瞬間です。いやぁ～朝注文して夕方に届くなんて、昔と比べたら物流も進化しましたね。宅配の方ご苦労様です。
完成！
ようやくこれで今まで通りのBMWに戻りました。今回はエンブレムが吹っ飛ぶという摩訶不思議な現象が発生しましたが、聞くところによるとドイツ車では割かしよくある事例だそうです。でも次にエンブレムが飛んだ場合は大人しくディーラーに行きますよ。もう汗かきたくない…。
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