団地廃墟の魅力

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老兵は語らず


旧東久留米団地の廃墟


1960年代…かつて団地は憧れの象徴でした。当時は鉄筋コンクリート造の集合住宅自体が珍しかったため、建造当初は抽選を行わなければ入居が出来ないほど人気が殺到していたのです。しかしすべての物事には宇宙も含めて終わりが訪れます。繁栄と衰退の歴史…。これらを比較的身近で見られるのが団地廃墟の魅力です。


バリケードで覆われた1階部分


団地の多くは現行の耐震基準に満たしていないため、度重なる耐震補強が繰り返されてきましたが設計上はもう限界。新しく集合住宅として生まれ変わるか…それとも取り壊されるか…どちらかの運命が待ち受けています。かつて風景の一部であった団地の幻影のみが後世に語り継がれます。


全景


賑やかな声は空の彼方に


人のいなくなった景色には自然が戻る


団地を撮影した東久留米(上の原)ではエリアの大半はグリーンヒルズ東久留米として生まれ変わり、中央にはアクロスプラザとスポジアムジャポンという商業施設になっています。残された団地の廃墟群は未だに取り壊されずに管理されているので、今後の活用法の目処が立っていないのかもしれません。

入口にもバリケードがしっかりと施されているので、放置されている廃墟ではなく管理されている廃墟であるとも言えますね。基本的に眺めるだけなら危険性も少ないので、当時の様子を頭の中で想像しながらのんびりと過ごすのもありかもしれませんね。廃墟に興味とかロマンを感じる人限定ですけど(笑)

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