そもそも部品代がヤバい
先日の記事でハイドロリックユニットが単体で327,800円かかるというお話をしましたが、質感を微塵も感じないリモコンキーですら6万円台はするので明らかなボッタクリです。これがロールスロイスやらアストンマーティンなら分かりますけどそこまで格があるとも思えません。
確かにBMWもメルセデスも高級車枠ですけど、どちらかというと大衆向けの高級車であってアラブの石油王を相手にしているようなどこぞのブガッティでもありません。なんで今更こんな話をするのかというと、BMW歴を重ねていくとそれなりに気付く部分が出てくるわけです。
例えばバッテリー。
BMWの純正バッテリーは54,010円するのですが、この価格は意外にも国産車とあまり変わりません。むしろ妥当です。ワイパーもブレードごと交換なので1万超えは頷ける。ランプやヒューズボックス類も国産車と比べたら少し高いけどそんなに気にならないレベル。
そう、一見目につく消耗品に関しては国産車とほぼ変わらない価格で提供しているので、パッと見の維持費は安いように見えてしまうんですね。よく他のサイトで説明しているような「ドイツ車の維持費は国産車とそんなに変わらない」説にこの価格だけを見れば説得力が生まれてくる。
問題はほとんどの人が見ないであろうニッチな部品に関してはとんでもない上乗せ料を課している点。ハイドロリックユニットの構造は分かりませんが、おそらく製造には10万円もかからないはず。いや、それよりもプラスチックの中に電池を入れてID登録するだけで6万円取られるリモコンが意味不明！
まぁ結局のところリモコンキーは全然平気だったので今のところは問題ありません。とりあえず貯蓄で支払いを行っていますが、無一文だったら車を動かすことすら出来なかったので貯蓄の大切さを改めて感じた次第です。外車を買うときは修理費が購入費用を一瞬で追い抜くことを覚悟して下さい。
修理を終えて帰宅を待つZ4。
お店の人が撮影した写真。
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こちらが屋根を動かす指示を与えるハイドロリックリックユニットです。トランクが完全に水没していたので表面が錆だらけになっていますね。そもそも水が抜けない構造が問題だったり…。
こちらはフューズボックス。まるで廃墟に落ちてそうな朽ちた外観になっています。
とりあえず現状では問題なく走行できるのですが、ゆくゆくはウェザーストリップの交換で22万円、オーディオの交換(ノイズが出るから)で20万円飛んでいく予定です。残念ながらどんなに丁寧に手入れをしてもこれらの劣化は止めることが出来ません。日本の気候は外車にとって過酷なようです。
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